松崎健 : 1950年東京に生まれ、72年に玉川大学を卒業後、益子に移り重要無形文 化財保持者であった故島岡達三に師事。77年に益子に遊心窯を築窯した。 故島岡達三師は、同じく重要無形文化財保持者であり民藝運動を推進した中心的存在であった浜田庄司氏に師事したため、民藝に造詣が深い。しかし彼の美意識は伝統に囚われず、窯変、志野、織部などの釉を使用した独自のモダン織部スタイルを創り上げている。ボストン美術館、イスラエル美術館、メトロポリタン美術館、ビクトリア・アンド・ アルバート美術館など、海外の数多くの美術館にも作品が収蔵されるなど、国内外で高い評価を得ている。
永久収蔵:クリーブランド美術館、イスラエル美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ピーボディーエセックス美術館、ビクトリア・アンド・アルバート美術館, サックラー美術館、ティコティン日本美術館、栃木県立美術館、 益子陶芸美術館
佐竹晃 : 大阪府堺市出身。1981年米国へ移住。プロの写真家として2年間 カリフォルニアで過ごした後、ニューヨーク市ブルックリンに移動。 NYではプロの音楽家として活躍する中でDamfino Productions、 Alula Recordsを設立。2003年、ニューヨーク州ブルックリンから 家族と共にノースキャロライナ州スワナノアに移転。NYではじめた陶芸への情熱が大きく膨らみ、薪釜とガス釜を使い本格的に作陶を始める。2007年にはフィラデルフィア美術館より現代陶器最高優秀 国家賞受賞する。2013年にスタジオ兼展示スペース、 Gallery Mugenをノースキャロライナ州アッシュビルのリバーアート ディストリクトにオープン。2015年にはアメリカ国営放送 ”A Craftman’s Legacy”(ドキュメンタリー番組)フィーチャリングアー ティストとして出演。アメリカ国内各地をはじめ、フランス、ベルギー、イスラエル、オーストラリア、スペイン、インドネシア、香 港、台湾、イタリア、イギリスなどで展覧会、レクチャー、ワークショップを行う。
永久収蔵:ミント美術館、フィリップス コレクション、アッシュビル美術館